2021-04-22 第204回国会 参議院 環境委員会 第7号
また、去年、山小屋が閉鎖されていたところでは、例年には見られなかった、絶滅が危惧されている貴重な高山植物を食べてしまう鹿の足跡ですとか、ライチョウを襲ったりするおそれもある猿のふんが多く見られたということも聞いています。さらに、環境省などが高山帯の希少植物保護のために設置している柵を破って鹿と思われる動物が侵入した形跡が見られるなどの報告も上がっていると。
また、去年、山小屋が閉鎖されていたところでは、例年には見られなかった、絶滅が危惧されている貴重な高山植物を食べてしまう鹿の足跡ですとか、ライチョウを襲ったりするおそれもある猿のふんが多く見られたということも聞いています。さらに、環境省などが高山帯の希少植物保護のために設置している柵を破って鹿と思われる動物が侵入した形跡が見られるなどの報告も上がっていると。
この山岳地にある国立公園の一部では、国有林においては、林野庁森林管理署によります高山植物等保護パトロールとして、高山植物とかライチョウなど希少動植物の保護巡視ですとか清掃美化活動といったものが一か月程度の短期雇用者によって行われているということです。 一方、皆さんにお配りした資料を御覧いただきたいんですが、環境省では自然公園指導員の制度があります。
しかし、これが、今、鹿による食害というのが非常に大きな問題となっておりまして、ミズバショウが食害によって壊滅的な被害を受けるという状況にもありますし、ニッコウキスゲを始めとする高山植物も食べられてしまうということが起こっています。もともと鹿の生息域ではなかったんですが、これが、鹿がふえてきたことによって、この多様性を象徴する国立公園の尾瀬の環境が、今、食害によって大変被害に遭っております。
そのことが、本来の気候環境では森林で覆われてしまうような条件が、森林限界を超えた高山植物地帯を育んでいます。また、世界的に有数の多雪地帯でもあります。このことが、偽高山帯という、標高が低くても高山植物地帯が存在する東北地方の山岳環境の理由になっています。本来の気候条件では森林に覆われるべき日本の自然環境に、元々草原に暮らすイヌワシという生き物が日本では生息できる理由の一つでもあります。
最後に辻村先生にお伺いしたいんですが、先生の御指摘で、いわゆる日本の高山植物ですか、大変世界的な価値があるということを勉強させていただき、これも実は目からうろこであります。 これ、あわせて、御存じのように、今、日本のいわゆる観光振興というんですか、二千万人も達成していよいよ三千万、二〇三〇年までには六千万ですか、というところと併せて、国立公園満喫プロジェクトってありますね。
八ヶ岳連峰に生育する高山植物、霧ヶ峰高原の湿原植物群落、美ヶ原高原の乾性高原植物など、地域に特有の植生も見られ、多くの利用者が訪れる公園である。
この要因としては、種々あるわけでありますが、温暖化によって積雪が減ってしまったことで、本来であれば鹿が生息しないところまで登ってきてしまって、ライチョウの餌となる高山植物を食い荒らしてしまう、ライチョウの生息環境が悪化しているということが言われております。
そしてさらに、文化との連携ということになると、東京芸術大学と連携いたしまして谷川岳の高山植物の図鑑を作りましたし、これをマグカップにしたり本にしたりということで、これはこれで売り出す、そして谷川岳の魅力を売り出すというふうに進めさせていただいています。
本法案の提案理由といたしまして、ニホンジカやイノシシなどの鳥獣の生息数が急激に増加をしている、また、生息する範囲が拡大した結果、希少な高山植物などが食べ尽くされている、この間も日光市でお話を伺いました。さらには、自然の生態系が破壊されている、また農林水産業、人の安全、生活環境への被害が大変深刻になってきている状況、これが理由として挙げられております。
この事業者の部分なんですが、先ほど高橋委員からも、栃木へ行って私も一番ショックを受けたのは、日光白根山の高山植物がほぼ壊滅状態にあるという比較の写真でした。これは恐らく、このまま行くと尾瀬に鹿が入り込むようになるだろうと。実は、私出身の長野県も、もう南アルプスにはかなり広い被害が広がり始めました。北アルプスにこれから、いわゆる温暖化の中で鹿が上がり始める。
その結果、貴重な高山植物、例えば環境省の観点でいきますと南アルプスの三千メートル級の高山植物、そういうところの高山植物が絶滅の危機に瀕しないように、必要なところは柵で一時的に緊急避難ということで、柵で保全をしながら鹿の密度を下げる、そういう努力を関係機関と一緒になってやっていきたいと思っております。
まず、ニホンジカ管理の推進についてでございますけれども、この農林業被害、極めて深刻な状況になっておりますが、最近では高山植物の食害も広がりつつございまして、森林県、山岳県である長野県にとりましても、こうした自然環境、貴重な財産であり、貴重な観光資源、早急に対処すべき課題となっております。
その結果、希少な高山植物の食害等の自然生態系への影響、農林水産業や生活環境への被害が大変深刻な状況であります。 また、これまでの鳥獣の捕獲等において中心的な役割を果たしてきた狩猟者は、この四十年間で四割以下に減少しています。さらに、六割以上が六十歳以上となるなど、著しく高齢化が進んでいます。そのため、捕獲等の担い手の育成確保が喫緊の課題です。
さらに、近年では、大雪山や夕張岳、アポイ岳など、山岳地帯にまで生息域が広がりまして、希少な高山植物にまで被害が確認されています。 また、道内各地では、自動車や列車との衝突事故もふえ、時には、本来の生息適地でない市街地、札幌などにもあらわれて、マンションの中にも飛び込んでくるなど、住民生活にも大きな支障を与えているような状況でもございます。
その結果、希少な高山植物の食害等の自然生態系への影響、農林水産業や生活環境への被害が大変深刻な状況です。 また、これまで鳥獣の捕獲等において中心的な役割を果たしてきた狩猟者は、この四十年間で四割以下に減少しています。さらに、六割以上が六十歳以上となるなど、著しく高齢化が進んでいます。そのため、捕獲等の担い手の育成、確保が喫緊の課題です。
その結果、希少な高山植物の食害等の自然生態系への影響、農林水産業や生活環境への被害が、大変深刻な状況となっております。 また、これまで鳥獣の捕獲等において中心的な役割を果たしてきた狩猟者は、この四十年間で、四割以下に減少しています。さらに、六割以上が六十歳以上となるなど、著しく高齢化が進んでおります。そのため、捕獲等の担い手の育成、確保が喫緊の課題です。
加えまして、まさに先生がおっしゃられたとおり、若い芽を食べちゃうといったことで、南アルプスの高山植物などは顕著に減少しております。そういったことで、植物に多大な影響を及ぼしておりますし、また、鳥や昆虫など、まさにそこにいた生物全てが大きな影響を受けている、こういう状況にあるというふうに認識しております。
また、熊類による人身事故等の生活環境被害や、鹿による高山植物等の食害も発生しており、土砂崩壊も含めた生態系の被害も報告されている、これも非常に深刻であるというふうに考えております。 一方、狩猟者の数は年々減少傾向にございまして、昭和五十年には約五十二万人おられたものが、平成二十二年には約十九万人となり、三十年間で六割も減少しているということでございます。
その中では、温暖化の影響により既に高山植物の減少やサンゴの白化が起きていること、更に温暖化が進めばこれまで観測されている影響が進行すると予測されております。
また、シカによります自然植生への被害の実態でございますが、国立公園内におきましても、小規模な樹皮はぎ、皮はぎといったものから高山植物や森林植生に対して壊滅的な被害が生ずると、こういうような様々な被害が発生をしております。 このため、環境省では、それら自然植生への被害状況の把握を進めるとともに、状況に応じまして個体数の調整あるいは植生復元などに取り組んでいるところでございます。
近年、自然公園におきましても、シカの食害等によりまして高山植物や湿原の植物が被害を受けるとか、今委員御指摘のとおり、他の地域から侵入した外来生物により本来生息する在来の野生生物が減少するなど生態系が損なわれているという事例が生じておるところでございます。
自然環境保全地域や国立公園で発生しておりますシカによる自然植生への被害状況でございますが、いろいろなケースがございまして、小規模な樹皮はぎ、皮はぎが発生している事例から、高山植物群落や森林植生に壊滅的な被害が生じているというような事例まで、さまざまでございます。そういう被害の状況に応じまして、シカの捕獲あるいは植生復元等の取り組みがそれぞれの地域で進められているという状況にございます。
そして、高山植物等々が荒らされて、それを植物復元事業とか自然再生事業という形で、一たん壊れてしまった生態系を回復するというのはもう本当に大変なことなんです。
○黒田政府参考人 生態系維持回復事業につきましては、例えば高山植物群落など自然の植生、あるいは海でいうとサンゴ礁など、そういういろいろな生き物が生息するそれぞれの地域固有の生態系を対象として、それが具体的に言えばシカの食害を受けているとか外来生物が侵入して生態系に影響を与えている、そういうような地域を対象として、とりわけその中で生態系の維持回復が必要だという区域について地域を指定していく、こういうことを
私は長野県ですけれども、上高地でありますとかあるいは志賀高原でありますとか、各地に自然との触れ合いに適したところはありますが、高山植物をつい失敬してしまうとか、数が多くなって人気が出ると踏み荒らしがいっぱい出てくるとか、そういうのは枚挙にいとまがありませんので、やはり地域が守ってくれるという、地域の協力を得て、そういう体制をつくって、みんなで守っていこうやという状況をつくらないと、これは守れないように
それから、高山植物や、それから昆虫の生息域や動物の生息域、ウミガメの産卵等についても現実に北上していったり、いろんなところで動いてきているわけです。